うつ病治療の正しい知識TOP > うつ病治療を始めるにあたって > うつ病であることを周りに理解してもらうことが重要

うつ病は外見ではわからない

 
うつ病は、目に見えてわかる症状が出ないため、周囲の方に理解してもらえないことが多くあります。たとえば風邪の場合であれば、鼻水が出るのを何度も拭いている、せきこんでいる、声ががらがら声になっている、発熱のために顔が赤くなっている、など外見でわかる症状があります。しかし、うつ病は心の病気であり、本人でさえも自分がうつ病であるとの自覚がないことも多くあります。うつ病にかかってしまっているのに、「やる気が出ないのは自分の弱さだ」とか「疲れているから一時的にやる気が起こらなくなっているんだ」と自ら誤解してしまうのです。自分自身がそう考えているくらいですから、周囲の方からみればなおさら「なまけている」とか「仕事で疲れているのはみんな同じだ」と責めるような目で見られてしまうことになります。

まず家族に理解してもらおう


そうなると、うつ病は長引き、また症状もより重いものになっていきます。「早く元に戻さなければ」とあせってしまい、そのことがよけいに症状を悪化させることになるからです。これはもしかしたらうつ病では、と思い当たることがあるなら、すぐに精神科または心療内科を受診しましょう。そこでうつ病と診断されたら、周囲の方にその理解を得られるようにすることが必要です。それができないとうつ病からの回復がかなり遅れてしまうことになるでしょう。まず、ご家族には医師にそう診断されたと説明して、自分がうつ病であることを理解してもらいましょう。

医師からの説明が最適


できれば医師からご家族に対して直接説明をしてもらうことなども有効かと思います。うつ病にかかっている本人からの説明では、至らない部分やわかりにくい部分も多くなってしまうからです。また、本人からは「自分に対してこう接してほしい」といった要望を家族であっても言いづらいところもあるのではないかと思います。

医師より、順序だてた具体的な説明と、「患者に対してこのように接してほしい」といった注意や指示をしてもらうことで、ご家族の理解も深まるのではないかと思います。あと、学校や職場に対しては、診断書を提出することが望ましいかと思われます。
 

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