うつ病治療の正しい知識TOP > うつ病治療における注意点 > 物事に対する考え方を少し変えてみよう

完璧でなくてもいいと考えよう

 
うつ病にかかった時の治療法のひとつとして、物事に対する考え方を少し変えてみるという方法があります。うつ病にかかる原因のひとつとして、何でも完璧にこなさなければ気がすまない、中途半端で終わることはしたくないといった考え方にこだわることがあげられます。しかし、仕事にしても日常生活にしても、すべて完璧にこなすのはとても困難な、不可能に近いことだと思うのです。どれだけ能力の高い方であっても、難しいでしょう。特に能力が高くなればなるほど、まかされる仕事もレベルが高くなるため、それを完璧にこなしていくにはかなりの力が必要になるでしょう。それがうまくできなかった、途中で挫折してしまったことが、心に負担となって重くのしかかり、その蓄積がうつ病の原因となることも多くあるのではないかと思われます。

1人で全部やろうとしない


そこで、思いきって物事の考え方を少し変えてみることをおすすめします。まず、何でも1人でこなそうと思わないことです。仕事については、何もかも1人で引き受けてしまわず、周囲の人にまかせられることがあるなら、まかせてしまいましょう。この人には少し荷が重いかもしれないと思っても、まかされた方ははりきってこなそうと頑張るものです。それによって、仮にその仕事が結果としてうまくいかなかったとしても、その人はそれによって大きく成長するはずです。その成長が仕事の成果に代わる大きな産物だと考えてみましょう。また、女性の場合でしたら、家では家族に家事を分担してもらうなどで、自分の仕事の量を減らしましょう。

行動のメリットを考えてみる


その他、自分で決めたルールであっても、それにこだわらずに生活しましょう。たとえば、毎朝6時に起きて散歩をすると決めていたとしても、眠気が残っていて起きるのがおっくうであれば、「今日はやめておこう」と中止してしまえばいいのです。「毎日やると決めたんだから」とこだわりを持つ必要はありません。今日は気分がのらないから無理だ、と簡単に中止してしまえばいいのです。自分で決めたルールを守ることによる満足感のプラス面よりも、動きたくない時に無理に動くことによって起こるストレスのマイナス面のほうが、はるかに高いものと思います。そのように、その行動が自分にとってメリットがあるかどうかを考えて、動かないことに理由をつける考え方も、うつ病の状態にある時は必要なのでは、と思います。

プチ認知療法も参照ください
 

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